浮世絵
2016.04.21
カラーリストの高橋です。
渋谷のBunkamuraミュージアムで『俺たちの国芳 わたしの国貞展』がやっていたので行ってきました。
江戸時代に人気を博した、
浮世絵師、歌川国芳、歌川国貞の作品が展示されていました。
すべて江戸時代に描かれた作品なのですが、
色あせていることなく、きれいでした。
そして何より、着物などの色使いがおしゃれです。
現代ではモノトーンなど暗めで落ち着いた色味が主流ですが、この当時は、まさに『派手』が主流。
今も昔も日本人はおしゃれ好きな方が多いみたいですね。
浮世絵のほとんどが、A4サイズくらいの紙に描かれるのですが、2枚の写真のように3枚つづりの作品もあり、迫力満点です。両方、歌川国芳による作品なのですが、恐ろしいがしゃどくろ、巨大なワニ鮫。今にも動き出しそうで、とても怖かったです。
浮世絵は、人物がだけではなく物語の一部を切り取ったような作品も数多く展示されています。
実はこちらも浮世絵です。
天保の改革により、浮世絵が禁止となってしまいましたが、江戸の男には、そんなことお構いなし!
子供の落書きのように壁に描きながら、作品を描き続けたとか・・・笑 江戸の男の『粋』を感じますね。
歌舞伎役者や花魁を描いた作品や写真のようにちょっと変わった、クスッと笑ってしまうような作品も展示してあるので、皆さんもぜひ足を運んでみてください。